尺八は長く続けないとやる意味がない楽器なのか。そうじゃないのはダメなのか。

尺八って長く続けられる趣味だと思います。

なので、手に取ったら長く続けて欲しいですし、しばらく触ってなくても、おもいだしたら、再開して欲しいなっておもいます。

 

演奏する曲なんて何でもいいと思います。

好きな曲を演奏すればいいと思います。

 

古典、本曲だっていいです。

歌謡曲、ポップスだっていいです。

 

だって、楽器ですから。

 

自由に演奏ができる楽器ですから、好きな曲を演奏する、練習するで充分だと思います。

 

 

さて、じゃあ、「尺八は長く続けなきゃいけないもの」ってなったらどうでしょうか?

つまり、長い時間をかけないと技術は身につかないと。

よく言っていますよね、首振り〇年とか。

僕はそういう決めつけ大っ嫌いです。

 

音を出すのが難しい、曲が演奏できるのが難しい、から、らしいですが。

 

だからって、一生やるもの、長く続けないと意味がないもの、とするのは、ダメだなと思います。

さっきも書きましたが、そりゃね、長く続けてくれたらうれしいです。

 

尺八が傍らにある人生、パッと手に取ってピローって吹くのいいと思います。

たまに合奏なんかして。

箏だけでなく、ピアノとかとも。

 

楽しそうですよね。

 

そう、もちろん、そうなったらいい。

けど、長く続けないとダメ、みたいな理由が、指導力不足が原因で、技術を身に着けるのに、本人の努力、時間で解決してもらわないといけないから、になっていたらダメです。

もちろん、いつまでも上達せずに長く月謝を払ってもらいたい、みたいなのも、あかんでしょ。

 

2,3年とかの短い期間でも一生懸命取り組んで、達成感を得られるもの、であってもいいと思うんです。

 

簡単にいえば、部活です。

中学、高校、大学の部活です。

 

こういったものは、愛好家人口をしっかりと支えます。

なので、こういった機会があれば、しっかりと結果を残せるように、準備しておかなければいけないと思います。

 

2、3年という短期間で達成感を得られる演奏ができるようにする、という結果です。

 

そもそも尺八は難しい、というこちらの努力次第でなんとかなる話はやめましょう。

筝曲部は、部活で終わりになるだけでつながらない。という話もやめましょう。
短期で辞めてもいい、という前提ですから。

 

長く続けて欲しい、と思うからこそ、短期間で出せる結果が甘いものになるのではないかと。

 

大学生は、3年間ほど練習して、そこらへんの2,30年キャリアの方より上手くなります。

「そりゃ、大学生は暇だから、練習する時間はいっぱいあるだろう」っていうのはやめましょう。

彼らは、決して暇じゃないですよ。

いつの時代の大学生のことをはなしているのですか?

学生たちは忙しいです。

そんななか、尺八を手に取ってくれています。

ならば、短期間でもそれなりの成果が出せるように、協力する、手伝おうという気持ちで僕は大学生の指導をしています。

ジュニア邦楽も同じです。
勉強、塾、忙しい中、ジュニア邦楽の週一回の練習に通ってきてくれています。
卒団しても続けてくれたらうれしい。
でも、財団している限られた期間、一生懸命に取り組んでくれて、いい合奏をいい演奏ができるようになってくれればと思っています。

 

部活などは、きっかけに過ぎない。

長く続けてくれるようになればいい。

 

僕は、そうは思っていません。

 

そのきっかけで、全力を尽くして、燃え尽きてくれたっていい。

上達せずとも、触れてくれるだけでもいい。
ま、せっかくなら、上達する楽しさ、喜び、を経験させたいと思っているから必死にやるけど。

考え方や、思考方法、人とのコミュニケーションや、いろいろなことを経験してもらえたらいいと思っています。

 

ということは何が必要になるでしょうか。

 

自分が育ってきたものとはちがうマニュアル、メソッドです。

時間が解決する、個人の努力量が解決する、というものではだめです。
いままでこうだったから、という手ほどきでは、通用しません。

 

これは、指導する側にいる人たちへの、問いかけかもしれません。

 

メソッドは的確でしょうか。

 

 

短期間で燃え尽きたっていい。

一生懸命やったら、その先にもっと面白そうなものがあるみたい。

続けてみたい。

と思えるくらいまで。

 

 

そして、面倒なことが続くから嫌だなぁ。とは思われないような世界であることだって重要です。

 

 

長く続けなくても、ちゃんと練習すれば、そこそこ上手くなれる。
人前で演奏しても恥ずかしくない程度になる。

そして、その先はどれだけでもある。

そこで学んだことは無駄にならない。

 

楽器って、音楽って、そういった感じじゃないですか。

 

僕だって、ピアノやっていました。
小学生のころ吹奏楽でトロンボーンとか吹いていました。
小学校の部活なんて、先生にみっちり教えてもらうなんてなくて、先輩に教えてもらっていました。

小学生ですよ。

できるんですよ。
やり方次第だと思います。

 

なぜ、和楽器だとできないと決めつけるのでしょうね。

 

 

短期間でも、結果を出せる状態になる。

ある一定の期間、燃えて取り組むというスタイル。

 

これ、大事じゃないですかね。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

今日の話題は、大学生とお話をしていて思ったんですよね。
大学の邦楽部ってどんなステップで学んでいますか?

六段のしらべから、定番の三曲を勉強して・・・。
現代曲をやって、、、
三曲をある程度、勉強しないと現代曲なんて出来ませんよといわれたり・・・

みたいな感じが多いのですかね。
どうなんでしょう。

もちろん、部活の方針というものがあっていいと思います。
ですが、それは指導者の方針であってはいけないと思うんですよね。

さあ、どうなんだろ。

僕は、やりたいことのために力つける方法は、どれだけでも準備しますよ。

 

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