尺八演奏家のヘッド蓮蔵ショーンさんのお誘いを受けて、ショーンさんの生徒さんたちのSkypeによる尺八勉強会にゲスト参加しました。
ちなみに、
ショーンさんのWebサイト https://www.shawnheadmusic.com/japanesehome
YouTubeチャンネル Renzoh Flutes https://www.youtube.com/channel/UC5mpKIeS6odJu4K3Gp4aryg
です。
ショーンさんが僕のYouTubeチャンネルを見ていただいていたようで、そこからFacebookでメッセンジャーでお話をいただいたことです。
僕もショーンさんのことをYouTubeなどで拝見していたので話は早く進みました。
言葉に関しては、僕は英語が全然ダメでなのですが、すべては日本語を勉強されているショーンさんのおかげですね。
ショーンさんのSkypeでの尺八勉強会の生徒さんは、海外の方ばかりです。
勉強会で演奏されたのは、三名の方なのですが、そのSkypeの会議室には他にも何十人もの方が参加されていました。
いまでこそ、インターネット、リモートによるレッスンが一般化、いやそれでも、少しずつ認知される状況ですが、その可能性を思い知りましたね。
とはいっても、いろいろな国から参加されるわけですから、時差などもあるわけです。
そういった問題や時差も超えて、だからこそ、参加された海外の尺八愛好家の熱量も物凄く感じました。
海外で尺八を学ぶ環境は物凄く制限があると思います。
直接の指導をなかなか受ける機会がすくないことは当然予想されます。
だからこそ、一生懸命に知識や情報を得ようと学ばれている。
また、そうしたいと熱心に取り組まれている。
そんなことが演奏からも、ビンビン伝わってきました。
三名の方が演奏されて、それぞれのキャリアに応じた良い内容の演奏でした。
僕はゲスト先生として、それらの演奏にアドバイスをする役目がありましたので、お話させていただきました。
ショーンさんに通訳をしてもらって、、、
海外での活動、海外への発信、Skypeでの勉強会の場、これらを育てていらっしゃったショーンさんがとにかく素晴らしいと思います。
いわゆる、種まき、ですよね。なかなか出来る人はいません。
実現されていることが本当にすごいと思います。
尺八を吹く一人一人の力・情熱の意味、というものをショーンさんからも、生徒さんからも感じました。
とっても貴重な時間でした。
ずっと、うれしい気持ちで一杯で参加していました。
ショーンさん、生徒のみなさま、ありがとうございました!
さてさて、
こんな話をすると、海外のみなさんが尺八に興味を持ってくださっていることに大きな勘違いを持つ人もいるかもしれません。
素晴らしい日本の文化は国境を越えても伝わる。みたいに。
いや、僕は違うと思うんです。
”日本の文化”みたいにお題目を掲げない方が良いと思う。
また、そんな風に楽観的に思うのは違うと思うんですよ。
「尺八は大丈夫。」みたいに思うの。
尺八という楽器そのもの、が人を惹きつけている。
って考えたほうがいいかなと僕は思うんです。
海外、海外、と浮き足だった気持ち、考えになること、そこに安心を求めることも違うと思います。
”日本の文化””日本の伝統”と言うのならば、
日本での興味が失われていることを
もっと真剣に考えなければいけないと思っています。
僕自身のこういった考え方がもしかするともう固い考えなのかもしれません。
”日本の”ということにこだわるのではなく、もちろん世界的な楽器と尺八を見る方がいいと思います。
ただそれが、”逃げ”になっていないかと向き合いたいと僕は思っています。
ニーズのあるところ、に向けて発信する、戦うのがビジネスとして当然大事です。
ですが、考えなければいけないのは、その戦略が、いわゆる焼き畑農業的な形になっていないか、日本ではダメだから、海外で、という安直な考えになっていないか。です。
種まきなのか、刈り取っているだけ、もしくは、収穫物を消費しているだけになっていないか。
そして何よりわすれてはいけないのが、
海外で尺八を手に取った方、演奏している方、活動をしている方、その方たちが素晴らしいんです。
今回、交流させていただいた海外の尺八愛好家のみなさんが、みなさんの活動する土地、場所、国での種になって、たくさんの花が咲くことにつながってゆくといいなって思います。
種まきをしている人、めっちゃ好きです。
お互い頑張りましょう!
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
海外の尺八演奏家、愛好家のみなさんは、日本にいる人たちとは違う活動ができるとおもうんです。
日本人で、本質を見失ってしまって、プライドだけが高くなってしまったような人たちには絶対に出来ない。
こんな人たちはときに、種まきを否定します。
自分たちが、誰かが作った作物を取り尽くして食べ尽くしたことにも気がつかずに。
尺八という楽器があり、それをわかりやすく伝えるために音楽が生まれ、流派が生まれ、システムが生まれた。
その本質はどんなに考えても、尺八そのものに源流があるわけです。
手段として考えられたシステム、伝統、歴史、音楽、流派に重きを置いてしまうと何かを忘れてしまうのではないでしょうか。
尺八を伝える手段、伝える人は、時代によって変化していって当然だと思います。
この当然を当然と思えるかどうか、が今と未来をつなげることになるのでしょう。
尺八は、いろんな時代の、いろんな人の思いを伝える楽器である。
ま、これは、あくまで、僕の考えですが。
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