みなさまご存じの泉月メタル制作者さんにオンラインレッスンをしたよ!

みなさまご存じの泉月メタルの制作者、Twitterネーム「猛林」さんのオンラインレッスンをしました。

猛林さんは、尺八を独学のみで3年間、ちょうどこれで4年目になるそうです。

 

4年目でかなりの吹奏力があること、楽器を開発しようという発想に至ること、すべてに僕は驚きました。

 

しかも独学。

たくさんの資料や本などで勉強されたようです。
僕の知らないこともたくさん知っていそうです。

尺八を始めたきっかけは、和楽器バンドの神永さん。
かっこいい!と思ったそうです。

ちょっと前に神永さんと猛林さんが対談する企画がありましたがとっても幸せだったんじゃないでしょうか?
憧れの人と対談の企画だなんてね。

 

さて、なかなか吹奏力も高いので、もうすでに、管楽器をなにかやっていたのかなと思っていましたが、そんなことはなく、管楽器は尺八が初めてだそうです。

とはいえ、幼いころから二胡をやっていたそうです。
だからなのか、弦楽器的な尺八演奏だと仲間たちからは評価されているとお話していました。

月泉組の泉月メタルといえば、ファンも多いでしょう。
猛林さんとTwitterでやり取りをされたかたもいるとおもいます。
日本語も堪能でほんとすごいです。

どんな演奏をするかは、動画などで拝見していましたので、それを見て気がついたこと、独学だともしかすると気がつきにくいことなどを説明しましたね。

でも、その説明もすぐに理解されて、実践されていました。
完璧にとまではいかないですが、そのまま練習すれば間違いがない状態でした。

効率的に演奏することなどをしっかりと理解されていたので、僕の説明の理解もとっても早かったです。

本当にびっくりでした。

 

僕は楽に演奏するためにバランスをとる、調整をする、ということも大事なこととして話しています。

もうすでに、自然とできていて、やっていることも、順序だてて説明をすると、より積極的に自然にできてしまっていたことをコントロールできるので、幅が広がったように感じました。

そして、古典的な演奏、音色も、良く研究されていて演奏もできてしまっている。
そういったものが、なにに基づいているか、基礎アクションの説明などを少しして、より積極的なコントロール、使い分けができるようにもお話をしました。

僕のややこしい日本語の説明を一生懸命に聞き取ってくださってオンラインレッスンはとっても楽しい時間となりました。

 

オンラインレッスンに思うこと

オンラインレッスンはとても難しいと感じています。

生徒さんの変化は、画面越し、ヘッドフォン越しでも、こちらはわかります。
それくらいを聞き分ける耳は持っています。

でも、こちらが出す、音色の違い、変化、空気で伝わるもの、そういったものが、生徒さんには圧倒的に伝わりにくいと思います。

それがわかって受け取れていたら、もうほぼほぼ自分でも実践可能レベルだからです。
自分の出した結果の違いがいまいちわからない、実感がえられない。

もちろん、対面のレッスンでもその難しさ、を実感しております。

受け手にかなり委ねます。

とはいえ、対面レッスンだと、情報量がもっとあるので、突破口はあるのですが、オンラインレッスンではかなり制限されます。

なんとか、上手く伝わるようにといつも頭を悩ませます。

 

相性の良い方もいます。

半年のオンラインで、吹奏感が飛躍的に変化した方もいます。
今は、以前まで思っていた尺八の吹き方とは全然違うことをしている。とお話をされます。

ぐんぐん変化されて、音色がよくなっていくので、僕も楽しくて仕方ありません。

 

一人だとなかなか練習できない、という方だっています。

なので、オンラインでも、練習の習慣、尺八を吹く、ということを僕と一緒にするだけでもかなり効率が上がります。

そういった形で尺八との付き合い方の役に立っていると思うとそれもいいことだと思います。

もちろん、これはオフラインの対面レッスンでも感じます。

一緒に吹くのが楽しいからと。

普段は全く練習しないけども、稽古場に来て一緒に吹くのがたのしい。

僕はそれでいいと思っています。

 

尺八の楽しみ方は人それぞれです。

 

尺八を吹くことそのものがしんどくなって欲しいので、楽に吹く方法、楽に吹ける考え方を一生懸命教えたいと思っています。

 

 

話を戻しますが、

それにしても、4年目でここまでか。

そして、楽器まで作ってしまうか。

 

と驚きばかりです。

本人の熱意と情熱がなければできないこと。
もちろんそうだと思います。

ですが、それ以外にも理由があるんじゃないかと。

 

それに関しては、また明日書きたいと思います。

 

ではごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

画一化した楽器の存在の重要性。

改めて感じます。
同じ設計で、同じデザインで、大量生産されるものの重要性。

それによって、汎用性の高いメソッドが生まれます。
一般的なレッスンモデルが生まれます。

特殊で特別な楽器である状態から普及を目指すには欠かせない要素です。

そういった話も、猛林さんとしました。
こういった話題が話せる方は、日本でも数少ないなと感じています。

国を超えて世代を超えても、共通のイメージが湧く、ということは、そこに何かしらの真実が潜んでいるとしか思えません。

 

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