「自国の民族楽器がダサい」という印象を促進する活動、覆してゆく活動。

泉月メタル尺八の設計をした猛林さんとの会話の中で出てきたこと。

「自国の民族楽器をやっていることはダサいことだ」という認識がある。という話を軸にしております。

「自国の民族楽器をやっていることはダサいことだ」という認識がある。という話。

 

でも、もしかすると、今は風向きが変わるかもしれません。

結果につながるには、長い時間が必要かもしれませんが、僕はそう感じています。

 

というのも、

和楽器バンドの登場、若手の和楽器演奏者の活躍によって、だいぶ印象はかわりました。

 

 

変わっていると思います。

 

 

そして、これからは、もっと変わっていく可能性があります。

 

あくまでも可能性ですが、悲惨な結末を避けることができると信じたい。

 

抗うことはできると!!

 

何もできずに、傍観するしかないなんて事態にはならないでしょう。

 

まずは、ダサいと思ってしまう。興味のないもの、関係のないもの、だと思ってしまう原因について考察したいと思います。

 

自国の民族楽器をダサいとおもう原因の一つ

自国の民族楽器がダサいもの、自分たちに興味がないもの、という判断をするきっかけがあるはずです。

物事には必ずきっかけが。

 

ここから先は、いやな気分になる人もいるかもしれません。
でも、そこには、問題の解決方法と直結もしている可能性があります。

嫌な気分になったら、たぶん、あなたは自分の活動を見直したほうがいいです。

 

複数あるものの一つとして、

学校の授業、工夫のない押し付けの学校公演、演奏者がしたいことをするだけの出前演奏、とかかな。

あとは、

テレビでいわゆる和楽器の伝統芸能をまったく取り上げなくなったこと、とか。

 

そういったもので、初めて和楽器に出会う子どもたちがこれまで多かったのではないかと考えます。

 

なぜ、これらが興味のないものになる原因か、、、詳しく書くことは避けたいのですが。

良いものとしての出会いがあればいいのですが、残念ながらそうでない場合もあります。

 

学校公演などでは、

子どもの興味を生み出すこと、きっかけを持つことを目的に

時間をかけて頭を悩ませて考え抜いたプログラム、トークを提供するのが大事です。

 

それなのに、演奏する側がやりたいことをやって、押し付けて、子どもを無視して心を離していくようなものが提供されていることだってあります。

 

いいものはいい。

わかるものにわかればいい。

 

と、伝え方で効果が変わる事実を、一切無視した乱暴で横暴な考えすらあります。

知っている曲をやればいい、
わかりやすい曲をやればいい、

ということではないんです。

古典はダメだ、といっているわけでもないんです。

伝えたいこと、興味を持ってもらいたいこと、をどうやったら、効果的に伝わるか、を無視してはいけないのです。

これだけでも、1週間くらいブログが書ける内容なので、ここではこれまでにしておきます。

 

そして、学校公演、出前演奏に来る人のことを子どもたちは、少なくとも、上手い人、プロ、良いものを提供してくれる人たち、と認識するでしょう。

だって、子どもたちは、学校公演、出前公演の場に、下手な人が来るなんて思いもしないじゃないですか。

 

 

でも、そこにあるのは、自分が一切興味のわかないものだったり、自分には何の接点もないと思えることが繰り広げられています。

 

そこにあるのは、絶望ですよ。

その楽器、ジャンルに対する拒絶です。

 

本人が思っている以上に、特別な存在として受け止めているんです。

本人が思っている以上に、大事な役割なんです。

 

ボランティアなんで、とか、プロではないんで、とかそういう言い訳、逃げ道は自分が楽になるだけです。
子どもたちはそんなことを配慮して、見てくれません、聴いてくれません。

だったらば、自分がそのように取るに足らないものだと、学校公演、出前演奏の前にちゃんと自己紹介すべきです。

 

責任もってやらなければいけない重要な場面なんです。

逆に、身分や立場をしっかり明かすことが、興味を引き付ける、きっかけをうむものになることだって考えられます。

まあこれも、1週間くらいブログが書ける内容なので、ここではこれまでにしておきます。

 

これはジャンルを問わないかもしれませんが、

若いプレイヤーでも、学校公演や、地方でのアウトリーチを、「都落ち」とか「自分のコンサートができない人」がやるものだ。

とか考えてしまう人もいるかもしれません。

 

もし、そう思っている方が、まだ売れていなかったら、足りないものがあるんですよ。

たぶん、そう考えていることが原因です。

そう考えてもいい人は、その考えで結果を出している人、もう売れている人です。

 

子どもたちは一番正直な観客です。

子どもたちを熱狂させて、楽しい時間を共有できなければ、自分のコンサートにお客さんがいらっしゃることだって難しいでしょう。

これだけでも、1週間くらいブログが書ける内容なので、ここではこれまでにしておきます(何度目だ)。

 

 

テレビで取り上げられる和楽器の伝統芸能。
テレビは、もう若者を相手にしてつくられていません。

テレビで取り上げられれば、取り上げられるほど、若者のカルチャーから離れていきます。

あれは、年配の人のもの。という印象が植え付けられていきます。
しかも、業界が喜ぶように、一部業界に向けてつくられた狭いニーズのものなんて届きませんよ。

 

絶望して当然です。

自分には縁のないもの、興味のないものと判断されて当然です。

 

それらのものは、それなりに、ちゃんとしたものが提供されている、自分たちに与えられるとおもっているからこそ、これがダメならもう全部ダメ、と判断しても仕方がないです。

 

長くなりましたので、今日はここまでにします。

 

明日は、風向きが変わるためにはどうしたらいいか。を考察します。
みんなができることだと思います。

というか「みんなが今いること」がとっても重要なんです。

たぶん今が限界点ギリギリかもしれません。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

いろいろ偉そうな文章ですね。
もう、いつものことなんでご勘弁ください。

その分、僕は責任をもって、考えて考えて、自分の行動を起こしています。
そこから、フィードバックしてより良くしてゆく、問題点を改善してゆくことを繰り返しています。

このままだとどうなるか予測がつくのならば、すこしでも抗いたいからです。

 

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