和楽器をやっている人たちにとってはショッキングな事実の話をしております、
「自国の民族楽器をやっていることはダサいことだ」
この話題から、ダサいを促進する、覆すということに関して、前回のブログは促進する行動を考察しました。
何となく思っていた、感じていたこと。
でもそれを、目の当たりにはしたくない、気づきたくない。という気持ちで誤魔化してきたかもしれません。
「自分には関係ない」と思っている方も多いかと思います。
でも、悲しいじゃないですが、自分が好きな楽器がそんな風に思われているなんて。
分かる人にはわかる。
いいものはいい。
そういった思考で原因、対策を他にゆだねるのは安易な行動です。
心理的な逃避行動だとも言えます。
もし、同じ思いを抱く方が一人でも、二人でもいたら、今日のお話を読んでいただきたいと思います。
興味のない、つまらないもの、関係のないものにしない、そのキーワードは何か。
わりともう滅びかけて新しく構築されなおしている部分もあると思います。
芽を潰す、やる気をそぐような反応、行動をする人も大分減ってきたと思います。
(あらためてかくと腐って当然の業界だな)
若いプレイヤーの自由な活躍もある。
漫画、アニメ、でも取り扱われる題材にもなっている。
ゲーム音楽などで使われることも増えた。
いつでも尺八が吹けるゲーム(ゴーストオブツシマ)の登場。
いろいろと、きっかけとなる要素があると思います。
どれもこれも、大きな1つの要素がさにこれらを活性化させます。
もうお分かりだと思いますが、インターネットです。
そのなかでも、さらに今回の「和楽器を楽しんでいる人たちの属性が多様」であることが伝わるのは、
YouTube、TikTokそういった動画サービスです。
やはり、世界を変える可能性があります。
僕の考えていること
たぶん、今の子どもたちは、
ダサいものを目にするよりも先に、カッコいいものを目にする。
可能性が圧倒的に高いでしょう。
その出会いは、インターネット。動画のサービスです。
たくさんの和楽器愛好家、奏者プロアマ問わず、動画を出せばいいんです。
自分が大好きなモノを伝わるように発信すればいいんです。
遠慮したりしても意味ないんです。
何かに気を使っても意味ないんです。
そして、
これは、上手い人、自信のある人、に限られた話ではないんです。
練習中の人だっていいんです。
誰だっていいんです。
みんながすることにこそ意味があります。
多様であることに意味があります。
いろんな人がやっていること、自分と同じような接点を持つ人がやっていること、何かの属性が同じ人がやっていることが重要なんです。
多様であるからこそ、特別なものになりません。
特別なモノではないからこそ、好き、嫌い、楽しい、楽しくない、自分に合うもの、合わないもの、の判断ができます。
いろいろあるのが大事なんです。
一つによってすべてを判断しなくていい。
絶望しなくていいのです。
学校の授業、工夫のない押し付けの学校公演、演奏者がしたいことをするだけの出前演奏。
テレビで取り上げる和楽器の伝統芸能。
これには、汎用性がないんです。
そして、これが重要。
YouTube、TikTokは、上手い人だけがいる、とは視聴者はそもそも判断していません。
特別な人もいるかもしれないけど、誰でもできる、素人だってできる、練習中の動画だってある、というふうに判断します。
そして、そこには、上手とか下手とか、関係なく、その人の好きが伝わる、あふれる、動画が存在しているんです。
おじさんもしているし、おじいさんも楽しんでいる。
お兄さんも、学生も、生徒も、児童も、僕と同じくらいの年齢の人もかっこよく演奏している。
お姉さんだって演奏している!
もちろん、虚無僧も!
今実際に、いろいろな人が、尺八を楽しんでいるんだから、そんな事実がわかるだけでいい。
それだけで、「○○だけがしている楽器」じゃなくなるとおもいます。
印象ってとっても大事です。
そして、
いろいろな人の好きが、いろいろの人の好みに合うかもしれない。
これは苦手だけど、これは好きかも。
これは楽しいけど、これはつまらないな。
いろいろなモノがあるからこそ、自分で選べるからこそ、たった一つの、たった一回の経験に絶望しなくていいんです。
可能性が一気にひろがると思っています。
若い人に和楽器を興味を持ってもらうってところに一番欠かせないのは、
今、和楽器をやっている10代、20代が、どんどん気軽に演奏している動画をだすってことです。
これがかなり重要です。実は。
だから、そういうの応援します。
自国の民族楽器をダサいと思う心理に関して、また少し思うところがあるので次回も書きます。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
YouTubeにはいろいろなコメントがつきます。
そういったところからもヒントを感じます。
とにかく興味を持ってもらうこと。
自分が一生懸命やっている楽器をダサい楽器だなんて思われたくない。
気軽に触れられるところに、日常の中に、和楽器がある。
特別なモノじゃない、特殊なモノじゃない、限定されたものじゃない。
日本に和楽器しかなかった時代が終わり、鎖国がとけて、西洋の楽器がやってきました。
西洋の楽器はしっかりと戦略をもって和楽器しかなかった国に溶け込んでいきました。
いまでは、和楽器しかなかった国から和楽器がなくなりかけています。
どうするかなんて、もうわかっている。
過去にブログでこんな話をかいたので、興味がある人はお読み下さい。
ま、どんな時代でも、そんなのは低俗だ、とかいって冷笑したり、見下していることで、ポジションを取ろうとする人っているんだなって思います。
そんなの、達観したかのような、かしこぶって、なにもできないことをごまかしているだけ。
僕は絶対にそんな風にはなりたくないですね。
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