ロングトーンにこだわるのもう辞めない?というお話を先週しました。
じゃあどんな練習したらいいんだよ!
という声が出てきて当然だと思います。
はい、今日はそのことを書きます。
もちろん、そんなこともうやっているよ、という方もいると思いますし、
あれ?この内容もうこのブログで読んだことあるよ、と思う方もいると思いますが、どうぞお付き合いください。
ちなみに、ロングトーン辞めようの話はこちらからお読みください。
ロングトーンを頑張ってしまうことで起こる問題点、できなくなってしまうこと、など書いています。
本当はもっともっとあるのですが、そういうのは、今後も書いていきますね。
もし、興味がわいたら、お時間のあるときにお読みください。
まずは、今日の実践編をお読みいただいて、練習、レッスンに取り入れて欲しいなとおもいます。
基礎の基礎が身についていきます
結論から言うと、ロングトーンはやめて、短く吹きます。
ブレスを伴って、一拍、を連続で、二拍を連続で、三拍を連続で、四拍を連続で、など、短く連続で吹くといった内容です。
ここで、得られる結果は、
・音を出したい、と思ったらすぐに音が出るようになる。
・ヘンテコなルティンワークにとらわれずに、素早く尺八の音が出る。
・音が出るかどうか心配にならない、悩まない。
・どういったタイミングでブレスをすると、次の音に間に合うか、というリズムを形作る力になる。
総合的にまとめると
言葉を話すように、自然に尺八を吹くようになる。
です。
特別な動作で尺八を吹く、
○○しなければ、尺八の音は出ない。
といった、なぜか出来てしまった、作ってしまった、枷や壁、縛りを取り除いていく練習になります。
なので、今の自分のこだわり、やりかた、思い込み、へんなルーティンを持ち込みながら、この練習にとりくんでしまうと効果はでません。
以下は、辞めたい、やめてほしい、邪魔な動作です。
・当てる位置にこだわりすぎる。なんども確かめる。
・唇の形にこだわりすぎる。
・唇をなめる。
・ベロをペロッとだす。
・息つぎに必然のない動作がまざる。
・唇を準備してからふく。
・吹き込まないといい音はしない、甲音はでない。
・精神を統一して宇宙と一体化してから音を出す。
結局、それらが、自然な動作を奪っています。
四拍まででいいです。
四拍まででいいといっている理由は、ロングトーンはやめよう、といっているからではないです。
長く伸ばすときは四拍以上だってあるだろ!
と思ってしまったら、いまいち良くない練習に向かっていく分かれ道の選択を誤ってしまう分かれ目にいます。
長く伸ばすと、何拍伸ばしたかわからなくなって混乱する、可能性があります。
逆に
そうか、なるほど、
と思った方は、多分大丈夫です。
現時点で、自然とブレスが出来ているし、長く伸ばしても混乱しない演奏ができます。
詳しくは別の機会に説明しますが、四拍以上、のばすときに、1,2.3.4.以外の数字をカウントに使うのは辞めた方がいいです。
つまり、六拍の音を伸ばすからといって、1,2,3,4,5,6,とカウントするのは辞めましょう。という話です。
あ、もちろん、上手く出来ている、という人は、それで結構です。
ですが、うまくいかない人が出来るようになる、なりたい、出来るようにしたい、とおもったら、4以上の数字をカウントするやり方を自分が出来るからと押しつけない方がいいと思います。
応用の出来ない練習で練習効率が圧倒的に下がります。
この基礎練習では、四拍以上、伸ばすことは、あまりいいことが起きないですので、いまはやりません。
練習するときの注意点。
練習するときは、かならず、メトロノームを使ってください。
もしくは、先生と一緒にするなど、リズムキープを確実に出来る人と行います。
テンポは練習の目的に合わせて、自由に設定するのでよいです。
とはいえ、はじめはどこから何をしたらいいのか、わからないとおもいます。
なので、メトロノームのテンポを80にしてみてください。
メトロノームのクリックは、○拍子とかに設定せずに、クリック音がずっと同じ、という形の方が、練習しやすくなります。
一拍でも、必ず、息継ぎを伴ってふきます。
吹き直します。
口を開けて、パクパク、と吹きます。
口を閉じたまま、フーフー、と吹き直すのはNGです。
ではごきげんよう。
※今日のごはん写真
今日のごはん写真は、三線奏者のきよ里さん提供の「美女と匂わせごはんシリーズ」写真です。
練習する内容、というものは、とっても大事です。
僕はよく、だんだん出来るようになる、は存在しない、と言います。
それは、違うやり方を繰り返しているだけの状態に対していっています。
練習すべき内容が間違っていたら、良くもならないし、出来もしません。
繰り返してゆく内に変わっていく!だから良くなる!といいたい気持ちもすごくわかります。
でも、あきらかに動作が違う、レベルで繰り返している状態も多く見られます。
あきらかに動作がちがいます。
だから、動作変えたらいっきに変化が出ます。
そしてその精度が上がっていきます。
練度があがってゆきます。
スキルを身につけて、スキルレベルが上がっていく。というイメージです。
スキルがなければ、レベルはあがりません。
スキルレベル1でも、スキルレベル0とは全然違います。
0はいくつ数字をかけても0のままです。
まずは、1にしなければいけません。
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