たとえ、六拍伸ばす、七拍伸ばすときでもカウントは、4以上数えない方がいいよ。

短い音出し練習をしましょう。といっています。

短い音出し練習では、一拍を連続、二拍を連続を中心にしましょう、といっております。

三拍、四拍は、余裕があったら、ぐらいの感じで紹介しています。

 

ですが、

 

それでも、尺八は音を伸ばします。

 

そう、

 

四拍よりも長く伸ばすことがあります。

 

それなのに、僕はロングトーンの練習なんてしなくていいです。といっています。

もちろんね、四拍以上伸ばすんだったら、伸ばす練習をしてもいいです。

しましょう。

 

でも、そのときに気をつけたいことがあります。

 

今日は、その話です。

 

 

四拍以上伸ばすときにカウントをどう数えるか

4拍音を伸ばすときには、頭の中で、1,2,3,4,とカウントをとります。

 

まあ普通です。

 

じゃあ、五拍伸ばすときは?

1,2,3,4,5,とカウントをとるのか?

 

七拍伸ばすときは、1,2,3,4,5,6,7,とカウントをとるのか?

 

という話です。

 

 

僕は、カウントは4までにしましょう。とレッスンします。

 

 

なので、五拍伸ばすときは、1,2,3,4,1,とか、1,2,1,2,3,とかでカウントしましょう。

七拍も同じように、組み合わせでカウントをとり、4以上の数字を唱えないようにしましょう。

 

と説明します。

 

 

なぜでしょう?

 

答えは、

 

 

きりがないから、です。

 

 

ブレスをともなって、音をだすため、次の音に間に合う息継ぎの仕方を、カウントをとりながら身につけます。

4以上の数字をカウントすると、その数字で息継ぎをする練習をしておかないと、出来なくなってしまう可能性があるからです。

五拍、六拍、七拍、と伸ばしていくときに、4以上の数字を使ってカウントすると、すべての数字にたいして、カウントとアクションを練習しないと、混乱、練習したことない数字に出くわして、出来なくなるからです。

 

ある1つのケース

上手に演奏する方でも、長く延ばした後に、バシッと入るのが苦手という方が意外といます。

信じられないかもしれませんが、います。

 

 

七拍伸ばす、というところで、いつも間違う生徒さんがいました。

一拍長くなったり、短くなったりしていました。

 

生徒さん曰く、「長く音を伸ばすのは、リズムをとるのが難しい、かずを数えるのが難しい、」と

 

生徒さんは、七拍音を伸ばしているときに、カウントを、・・・4.5.6.7.と数えていました。

 

これは、間違えてしまう原因の1つに7,とカウントしたときに、どうやって息継ぎをしたらいいかわからないからです。

 

そこで、4以上をカウントするのは辞めて、その先は、1,2,3,と数えてみましょう。

 

とアドバイスした瞬間に、間違えることはなくなりました。

 

1,2,3,だとどこで息継ぎをしたら、次の音がビシッと決まるか、体が覚えているんです。

 

八拍とか、十拍のばす、というときも、4以下の数字の組み合わせにしてもらったら、伸ばすことが苦手ではなくなりました。

 

 

つまりこれは、リズムが難しい、カウントするのが難しい、ではないんです。

 

・・・5,6,7と数えたあと、どうやったらいいかわからないのです。

・・・・7.8.9.10と数えたら、どうやったらいいかわからなかったのです。

 

練習したことがないので。

 

なので、いつも練習している、4拍以下のカウントの組み合わせに置き換えたら、体がうごくようになりました。

 

 

こんな風に書くと真顔でこういう人も出てくる。

じゃあ、

 

七拍伸ばす練習をすればいい。

八拍伸ばす練習もすればいい。

 

 

え?

 

じゃあ、もうそのあと、九拍も、十拍も、11拍も、・・・・・増えるパターンごとに全部練習するん???

 

 

無理でしょ。

カウントもしにくいでしょ。

 

先に書きましたよね。

 

きりがないって。

 

短い音出しによって学べることの1つ

短い音出しの練習は、そのカウントでどうやったら、次の音にビシッときめることができるか、という体の動作、息継ぎを含めて練習できます。

1拍なら、1のカウントで、

2拍なら、2のカウントで、

3拍なら、3のカウントで

4拍なら、4のカウントで

どんな動作になったら、次の音をブレスしてビシッとジャストでならせるかを学べます。

1,2,3,4,の数字で体験しておけば、それ以上は組み合わせで対応できます。

 

効率良く、対応できます。

 

ロングトーン、ロングトーンと盲信している人も、実は正確に拍数を伸ばして、次の音をビシッと決めることが苦手になってしまっている人だっておおいでしょう。

・カウントが難しくて出来ない!

・伸ばしているとリズムがとれない!

 

○○出来ない!じゃないんです。

出来るやり方を放棄して、わざわざ、難しい方法でやろうとしてしまっているのです。

 

 

短い音出し、は汎用性が聴きます。
応用できます。

だから、基礎の基礎なんです。

 

10分間の乙ロ吹きを基礎だと言う人もいるかもしれません。

 

この基礎の上に何を載せれるのでしょうか。

10分間何の目的もなく、ただ、乙ロを吹いているだけでは、10分が無駄です。

 

おなじ10分を過ごすなら、目的を設置して、何のために、いろいろな場面で応用のきく基礎を身につけましょう。

 

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

今日のごはん写真は、三線奏者のきよ里さん提供の「美女と匂わせごはんシリーズ」写真です。

 

カウントは4までにしましょう。という話。
もちろん、拍子によってカウントする最大の数字は、変わります。

4/4だったら4まで、

3/4だったら3まで、

6/8でも3まで、123,223で、

複合拍子5/8とかだった場合も、12123とか12341とかの組み合わせにします。

3/4の曲、6/8の曲を演奏しようっていっているの、はじめる合図を「さんしっ」とか「さんはいっ」とかいっている指導者がいたらヤバいですね。

一般の音楽の世界から考えたら信じられないかもしれませんが、邦楽の指導者のレベルって正直そんな人も多いです。

「さんしっ」とか「さんはいっ」の「さん」ってカウントの「3」でしょ。

さんはいっ、ってのは、百歩譲って、マンボ踊ってもさ、さんしっ、なんて、3,4,でしょ。

3/4で、4とかカウントしたら混乱の極みでしょ。

そんなレッスンを受けていて、

3拍子苦手みたいですね。
出来るようになるまで練習してきてください。

なんて言われたら、先生に習っている意味あるのかしらと思いますが。。。

 

あれ、身に覚えがあるなとか、もやもやを感じてた方は、先生変えたほうがいいですよ。

 

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