自己ベストを目指す考え方。

尺八を吹いていると、明らかに、出来ること、出来ないこと、というのがハッキリして存在します。

 

でも、その、出来る、出来ないをハッキリと自覚できるか。

 

これらは、なかなか冷静に判断出来ません。

 

 

邪魔する思考は、

 

・やればできる。

 

・できるかもしれない。

 

・これを気に練習すれば出来るようになるかもしれない。

 

という発想です。

 

 

すごく、前向きでとてもよい考え方です。

この言葉によって、明るい未来に辿り着くという保証がされているかのように思える。

 

だから、こそ危ない。

 

なぜ、危ないか。

 

今は、出来ていない。

 

という状態だからです。

 

 

出来ないから、練習するんでしょ!!!

 

という、言葉が出てくるかと思います。

当たり前のように。

 

でも、その言葉、本当に信じていいのでしょうか。

 

 

出来ないから、練習する。

とても当たり前の思考だと思います。

 

でも、この当たり前の思考が、上達を妨げます。

 

当たり前だからこそ。

 

その思考が正解なら、みんな、上手くなっていますよね。

伸び悩む、という現象は必ず解消されて、みんながスムーズに上手くなっていると思います。

 

でも、どうでしょう。

 

そんなことないですよね。

 

 

伸び悩んでしまった人は、そこから抜け出せずにいる時間が長くなってしまう。

 

 

練習すれば、

 

努力すれば、

 

 

という言葉では、問題解決しないのです。

 

 

 

練習している人、努力している人、何を練習し、なにを努力していますか?

 

大事なのは、そこです。

 

 

多くの人は、闇雲に練習します。

闇雲に努力します。

 

もちろん、それで解決するならいいです。

でも、解決することの方が少ないです。

 

時間は限られています。

いまは、あらゆる物事が時間の奪い合いです。

 

そんな中で、人が離れていくのは、時間がかかりすぎるモノです。

 

効率良く、順序よく、技術が身につくことはとても大事です。

 

そして、もっと大事なことは、

 

出来ること、だけでも最大限に楽しめることです。

 

今できることで、最大限に楽しむ。

楽しみ方を提供する。

 

そんな中で、もっと出来ることが増えて行く。

 

これが、とても大事な考え方です。

 

 

僕は、レッスンでも、多分このブログでも、YouTubeでのワンポイント講座でも、一貫していっていることがあります。

 

 

出来ないことはやらない。

 

 

ということです。

 

レッスンなどで、出来ないことを指摘して、出来るようになれというだけ。
具体的な練習方法も一緒に試さずに。

出来ないことを、指摘して、出来るなら、それは出来ることなんです。

 

今できることで、どこまでベストな演奏をできるか、ということを考えて欲しいと思っているのです。

 

 

出来ることはやらない。

 

というこの言葉を勘違いすると、

・じゃあ、上手くなられないじゃないか。

・下手のままでいいのか。

・出来ないことは、できないままじゃないか。

 

という話になるんです。

 

もうこの発想になる時点で、いろいろなことを見誤っています。

 

今できていることを、もっと出来るようになること。

 

の方が最も大事なんです。

 

今できていることを、もっと出来るようになること。

 

が、出来ないことが出来るようになる近道なのです。

 

 

自己ベストを目指す。

 

という考えたかです。

 

 

 

例え話をします。

 

100メートルを走る。

 

そんなときに、10秒切る、を目標にするでしょうか?

 

僕だったら、まずは、「怪我をしないで、無事に100メートルを走りきる。」ということが最初の目標になります。

 

 

いやいや、それは出来ないってことがわかっているからでしょ。

だれだって、100メートルを10秒切れない、ってわかるもの。

だから、最初亜kら、10秒切るなんてめざさないよ。

 

と。

 

 

はい、その通り。

 

 

だから、「尺八を吹く」ということにおいても、「怪我をしないで、無事に100メートルを走りきる。」という目標設定も充分に立派なのです。

 

多くの人は、今自分が出来ること、いまの実力を、はかり間違えているんです。

 

 

10秒を切ることを望んでいません。

また、10秒切ることを目指させてはいけません。

 

でも、10秒切ろうとする取り組み方をします。

10秒切ることを要求します。

 

この様に例えると、

自分がやろうとしていること、生徒にやらせようとしていること、物凄く変な状況になってしまいると思いませんか?

 

 

まずは、出来ることをもっと出来るようになる。

 

これが、とても大事なんです。

 

 

ゲームなどで考えると、

出来ることの熟練度が上がると、新しスキルを覚えることができる。

必要な熟練度にあがらなければ、新しいスキルは絶対に覚えられないですよね。

 

このように思うと、とても気が楽です。

 

出来ることがもっと出来るようになったら、出来なかったことが出来るようになります。

 

 

どうしたら、出来るようになるか。

その答えは、とてもシンプルなのです。

結局は、土台、基礎を強固にしていくことしかありません。

 

 

 

ではごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

また、今後もう少し、具体的にいろいろ話していきたいと思います。

努力は大事です。

練習は大事です。

でも、意味のない努力、練習は、本当に無駄です。
まあ、無駄だとわかるならば、無駄ではないのですが、本当に無駄だとわかっているので、改めてそんなことを確認する必要なんかないんです。

努力すること、練習すること、頑張ること、苦労すること、辛い思いをすること、そうすると報われる。

と、幼いころから教育されて来ました。
それが常識だと世間が言っています。

これらは、多くの人がそういっているから、正しい、ということではない典型例です。

努力して、練習して、結果を出す人と、出せない人には、大きな違いがあります。

その違いに気がつけるかどうかは、生きること、においてもとっても重要なスキルになります。

 

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