議論、討論などということを昨日まとめていました。
そんな中で、結論をださない場面では結論を出さなくていい、ということも書きました。
尺八に関係のない話題ですみませんが、もし興味があったらお時間のあるときにお読みください。
じゃあ僕は結論を出さないのか。いやそんなことはない。
僕は、演奏家として、個人事業主として活動しています。
また、薫風之音というグループでも活動しています。
なので、たとえ結論が出ない問題、出さなくてもいい問題、出せない問題だとしても、
それでも自分はどうするか、という方針を打ち出さなければいけません。
なので、いろいろな考えや理論、結果などを自分の基準で判断して結論を出します。
でも、それは、自分の結論。自分たちの結論です。
その結論があるということは、他人にも、その人なりの結論があるわけです。
そのうえで、別にそれぞれの結論と戦う必要なんかない。と考えています。
そして、自分のだした、自分のための結論を人に押しつけるつもりはありません。ってことです。
押しつけないけど「いいな!」って思う人がいたらうれしい。
全然関係のない方が、僕達の結論を聴いたときに、
なるほど、と思う人、
たしかに、と思う人、
参考になる人、がいれば、とてもうれしいです。
役に立ったとか、
自信が持てたとか、
楽しくなった、楽になったとか。
「いろいろなことがあって尺八が嫌いになっていたけど、楽しくなった。ありがとうございます。」とかのメールをいただいたときは本当にうれしかったです。
「吹くことがしんどくて辛かったけど、楽に吹ける様になって驚いている。最初からそうしていれば良かった!」とか言われると本当にうれしいのです。
でも、おしつけるつもりはないんですね。
だから、好きな人だけ集まってきてくれて、嫌だと、違うと思った人は、近寄らないようにして欲しいんです。
それは違うと思った人が、それは違うぞーー!って攻め込んでくるのは勘弁して欲しくて。
それは違うと思うからこそ、自分の考えで自分の活動をもっと頑張ってくれたらいいと思うんです。
ちがう結論を出した人のところにわざわざ出向いていって、「それは違う!」「間違っている!」とやることは僕はしません。
自分の出した結論を他人のだした結論と戦わせるつもりは全くありません。
違う意見があれば、なるほど、とか、そうか、とか、この人はそう思うんだ、と思うだけ。
そう、思うだけで、また、自分の方針、を決める素材にするだけです。
自分でやるしかない。
価値感が違うこと、結論を出してもどうしようもないこと、出せないこと、出さなくていいこと、自分でやっていくしかないことってたくさんあると思うんです。
そうやって、導き出された自分の決定、思うことを取り組んでいること、それはそれぞれの正義じゃないですか。
自分の正義を誰かにやらせる、おしつけるのも違う。
助けを求めてきたら、手を差し伸べます。アドバイスをします。
ぱっと受け入れて、ガラッと変わる人もいるし、挑戦する人もいる。
自分でやってみようと動くかどうか。
でも、中には、自分の期待するアドイスと違うと、閉ざしてしまう人もいます。
とはいえ、僕はその人に会わせて、自分の信念を変えません。
僕は僕の信念でアドバイスをします。
なので、自分が望むアドバイスをする人のところに行くしかないんです。
尺八に関係ない話なんですが、こういった話題はいろいろなジャンルで同じようにある問題なんだと思いますよ。
議論することを勘違いしないようにしましょう。という話題は、いろいろなことに共通するスタンスだと思います。
ポイントと論点を間違えてしまったら、簡単に敵意が向かいます。
本質的な問題解決にも届かなくなってしまいます。
例えば、
「本物の尺八が普及しないのは、偽物の尺八を吹くやつがいるからだ。」
「自分の生徒が増えないのは、根こそぎ生徒を集めている奴がいるからだ。」
「自分に仕事が来ないのは、根こそぎ仕事を集めている奴がいるからだ。」
違うんですよ。
そこじゃないんです。
そのレベルでしか思考できない状態にいることも原因ではあります。
敵意を向けて正義を訴える、否定して正しさを示すと変なことになると予想されます。
正義だと思うのなら、正しいと思うのなら、自分自身で行動して示すしかないのです。
正義と正義の争い。
結局、戦争や争いごとがなくならない理由とおなじ。
議論しないんですか?
という考えもちょっとちがうんですよね。
価値観が違うことは、結論を出さなければいけないことではないんです。
会社、組織、などになって、いっしょに1つの目標に向かって進んでいかなければいけないときは、そういった決定のための議論が行われると思います。
複数の人間がいても、組織、という1つの目標があるから、議論、という形が必要になる。
個人を超えて議論が必要な場合があるわけです。
でも、勘違いしちゃうと危ないです。
別に関係のない人、同じ目的を共にしない人に、個人を超えての議論をしてしまう。
これは、勘違いしやすくないですか?
議論が必要な場面。
議論が必要ではない場面。
そして、議論をしてはいけない場面。
これらをハッキリ分けて理解しておかないといけないわけだと思いました。
議論は建設的で発展的に。
対話という観点を決してわすれずに。
自分の理想は自分が実現する。
他人に期待しない、他人に委ねない。
とはいっても、
期待したい人、委ねたい人と出会っていきたいし、
自分自身もそう思われる存在になっていきたいとも思う。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
今日のごはん写真は、三線奏者で匂わせ写真家のきよ里さん提供の「美女と匂わせごはんシリーズ」新作写真です。
写真がなくてブログ書けないなぁと思っていたら、すっとタイミング良く写真提供いただいております。
このブログは、食べ物に関する写真をエネルギー源として成り立っております。
ありがとうございます。
さて、否定しないとかいっておきながら、嫌だなって思うこと書いちゃいます。
こういったときに、伝統、歴史、古典、などといったものを都合良く利用してマウンティングをする人たちは、ほんとうに嫌だなとも思う。
また、年齢といった、だれもが同じように重ねていくもの、けっして追い抜くことが出来ないものを利用する人も同じように苦手です。
なんだか残念だなって思います。
そうか、そういう人もいるんだ。と思って自分はそうならないようにと思っています。
僕自身、影響を受けている尊敬する人たちがいます。
そういった出会いはとっても大事で大切でかけがえのないものだと思います。
僕は出会う人に本当に恵まれているなとおもいます。
だからこそ、そこで、自分はどうするか、の重要さを思い知ります。
僕たちは、僕たちの行動で、僕たちの望む未来や世界をめざして頑張っていくだけなんだって。
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