世界を広げる、あらゆる情報、知識を手に入れることが出来るインターネット。
いやいや、実はそんなことないですよ。といったお話を前回の記事でしておりました。
検索できる言葉で得られる情報は閉じている。ってことです。
もうすでに自分の知識によって制限がかかっているわけです。
そして、自分の知りたい情報、自分が思うことだけ、自分が信じることをあつめるだけの結果になってしまう。
気をつけましょうね。
なんてなことを偉そうに書いている僕ですが、僕自身も検索を上手く使えていなかった、というのが今日の話題です。
このブログではわりと変なことをいっています。
まあ、尺八の吹き方、においては、ちょっと今までとは違うアプローチをしているとおもいます。
なんとなく思っている人もいるけれど、言えない感じ、のお話かもしれません。
これまでの理論とはちがったり、アプローチとはちがったり、
流派の公式サイトに載っているような「尺八の吹き方」とは違うことを
紹介しているくらいですから。
こういった内容はどうやって生まれているかというと、
自分の悩みだったり、レッスンで実際に起こっている問題をどうやって解決したら良いんだろう。。。というところがスタートです。
よくあるアプローチで出来ないのは、練習不足、努力不足で済まさない、べつのアプローチがあるんじゃないかと。
そしてどんな練習、努力をしたらいいかを深掘りしています。
つまり、現場で生まれています。
ぐぬぬと悩んで、いろいろ試して実戦する中で、これはいいな、これはダメだな、とやってきたことをこのブログで紹介しています。
なので、それなりに留まった内容、停滞した内容ではなく、過去のメソッドでは見過ごされていた、具体的な問題解決、新しい発想を記事を提供できていると思っています。
でも、僕自身も、そこで止まっていました。
その紹介したことをさらに検索して深掘りしてみたらよかったんですよ。
尺八とは関係ないところでもうすでにそういったことを説明している人達がたくさんいるんです。
別の知識をかりる。
別のジャンルにすでに深掘りされているんではないか。
応用できるのではないかと。
それらと、組み合わせることでもっと、理解が進んだり、新しい発想が生まれたりするわけです。
今日はそんな話です。
僕と一緒に新潟市ジュニア邦楽合奏教室の尺八講師に豊嶋くんという若者がいます。
彼はジュニアの卒団生で芸大卒です。いやいや立派に成長しました。
で、いろいろと子ども達が上手くなるためにどうしたらいいかという話を僕に聞かされるわけです。
だらだらと延々と話すおじさんの話ですが、一応かつて彼を教えていた僕が話すわけですから、我慢づよく聴いてくれるわけです。
そんなかで「ペットボトルで水ぶくぶく」の練習の話題になりました。
これいいよ、わかりやすいし、動作がすぐつたわるよ、って話をしていたわけです。
したら、先日さらに深掘りされた内容が彼から帰ってきたわけです。
そこで、僕は初めて知りました。
僕が「ペットボトルで水ぶくぶく」とダサいネーミングをつけて呼んでいた練習。
これには「ペットボトルブローイング」という名前がもうすでにあって、しかも、水圧をコントロールするバージョンアップ情報まであったわけです。
彼は、なるほど、と言った感じで受け止めて、持ち帰ったあとに自分でさらに調べたのでしょうね。
すごい、さすがジュニア邦楽合奏教室出身!
僕は、
ムハムハムハ!これはすごいぞ!すごい伝わるぞ!わかりやすいぞ!
って自分でおもって、そっからさらに調べたりしなかったんだよね。
もうそこで終わっちゃったというか。完結したというか。
こここまでの成果で満足しちゃったわけ。
でも、彼はさらに調べたわけです。
えらい。
さすが、ジュニア邦楽合奏教室出身(しつこい)
確かに、「ペットボトル ぶくぶく 水」とかで検索したらいろいろでてくるのよ。
僕も、自分で気がついた後に、検索すればよかった。
そんな風に。
みなさんも、ペットボトルブローイングと検索してみてください。
圧力をコントールする工夫が紹介されています。
すこし一手間が必要になりますが、圧力が調整出来るってのは魅力ですね。
僕が、ペットボトルでぶくぶくするのいいよ!と言っているだけでは信頼も信憑性もないかもしれません。
しかも、尺八界隈でこんなこと言っている人いないでしょう。
多くの場合は、ストローで水をぶくぶく、という話題になるとすぐに循環呼吸の練習方法と誤解して、自分の知っている知識で受け止める人もいます。
全く違う内容の話だというのにもかかわらず。
ペットボトルブローイング、やってみた人は、「お!これいいかも!」って伝わっていると思います。
まだやっていない人もぜひ試して見てください。
息を保持する感覚、つまり息の支えがわかります。
圧力を伴った息を発生させるやり方がわかります。
尺八を使わない、間接的な練習ですが、直接的に動作にアプローチしてくれます。
もしかすると、尺八を吹いているだけだとずっと実感できないままになってしまう人もいるかもしれません。
その感覚をすぐに教えてくれます。
しおしおモードのひと、肺活量で音が出ると思っている人、尺八は難しいと思っている人、効率的な楽な吹き方よりもとにかく音が出た吹き方を優先してしまう人、そんな人達にこそ、ペットボトルブローイングをためしてもらいたい。
さて、どうやって圧力を調整する工夫をするか。
それはぜひご自身で「ペットボトルブローイング」で調べてください。
それは尺八とは全く関係のない分野のサイトになります。
でも、それをよんでいるといろいろと共通する事があります。
僕がレッスンでしてもらっていること、試してもらっていることもいくつか書いてあります。
僕がよく言っている、口を横に引く筋力でははなく、、、というのも、○○呼吸って名前がつけられていました。
探してみてください。
腹式呼吸とかなんだいう前に、それをやったらいいじゃないって思います。
次回は、それについて書きます。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
尺八を持たない、使わない練習の大切さをこのブログでも何度か紹介してきました。
こういったトレーニングにも言葉をつけて解説している人がいました。
間接的訓練と直接的訓練。
わかりやすいです。
尺八に当てはめると、
今日の話題のペットボトルブローイング、これまでに紹介したドローイング、指のストレッチ、その他の尺八を使わない練習が間接的訓練。
そして、尺八を使って実際に練習するのが直接的訓練。
となるわけです。
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