先週、新潟市ジュニア邦楽合奏団の第27回定期演奏会が無事に終了しました。

先週の7月24日に、新潟市芸術文化会館りゅーとぴあのコンサートホールにて、新潟市ジュニア邦楽合奏団の第27回定期演奏会が無事に開催されました。

直前のコロナ感染者数の増加、少なからずジュニア邦楽合奏団の活動にも影響がありました。

当日まで、開催できるか、どうか心配することも多かったですが、無事に開催できました。

 

この定期演奏会で高校三年生の団員は卒団となります。

団としてまさに最後の演奏になるわけです。

 

僕は指揮者として一緒に舞台にも立つので、本当に間近で団員たちの成長する姿を見守りながら同じ時間を過ごします。

前日のリハーサルでも、直前のリハーサルでも、ガラッと変わる成長を見せてくれます。

 

最後は、気持ちだなと、改めておもいます。

 

何だよ精神論かよ。ってなりますが、気持ちめっちゃ大事です。

 

「気持ち」だけでは意味がありません。

ダメです。

 

最後は「気持ち」だといえるところまで、準備する、伝える努力を惜しんではいけない。

受け取る側の、気持ちが伴わなければ、どんな練習も、どんな説明も、どんな伝え方も効果は半減します。

 

それは、自分次第。

そして、その成果を発揮できるかどうかも、自分次第。

 

しっかりと積み重ねて準備してきても「気持ち」という、なんとも曖昧な燃料をしっかりと燃やさないと、その成果は発揮できません。

 

「気持ち」大事なんです。

 

いい音を聴かせてくれた、いい演奏を聴かせてくれた、音楽が躍動し始めた。

もしかしたら、本人たちも卒団直前に実感しているかもしれません。

卒団してしまうのが、さみしく、もったいない。

 

とはいえ、また次の世代が育っていきます。

卒団生が響かせた音色は、後輩たちの中に残って影響を与えていると思います。

毎年卒団する団員がいても、団自体の演奏レベルが上がっているのは、そういったことだと思います。

 

今回も、初舞台になる団員、最後の舞台になる団員、それぞれの思いがそこにあったと思いたいです。

 

初級合奏教室のメンバーで演奏した「めぶき」は、しっかりと演奏できたとおもいます。
合奏すること、その中で感じる、手応えや、違和感、うまくいかないときにどうしたらよいか、などをしっかりと考えることができたと思います。
一人一人の出す音、技術をしっかりと身につけて言って欲しいと思います。

中級上級合奏教室のメンバーで演奏した「越後の子ども唄」も、良い演奏でした。
ジュニア邦楽の看板であるこの曲に取り組んだ中級合奏教室のメンバーは良い経験になったと思います。
リズム、音程、こだわることはもっともっとあります。
音楽が伝えたいテーマもあります。
音が表現してくれることに任せるだけでなく、さらに演奏者の表現をもっと乗せて演奏できるようになって欲しいですね。

上級合奏教室のメンバーで演奏した「アシタカせっ記」「いのちの名前」。
これはまだまだ課題の残る演奏でした。
一つの形にはなったと思いますが、こういったカバー曲の演奏というのは、本当に難しい、技術、表現力が求められます。
楽譜はシンプルで簡単に見えるかもしれませんが、その一音に与えられた責任はとてもとても重いです。
どれだけ準備したか、どこまで本気になったか、がシンプルに問われます。
そういった意味では、もっともっとできることが個人にあったと思います。

初回の合奏練習の段階で、この曲の目的、使命、役割、を語り、伝えたのですが、いまいち響いていなかったのかなとおもいます。
僕自身の伝え方、目標、目的の共有の仕方をもっと考えなければいけないなと思いました。

全員合奏の「たみうたのおと」は定期演奏会の最後にアンコール的な存在として演奏していただいてます。
僕が作編曲しましたので、ジュニア邦楽合奏団への愛があふれています。

ジュニア邦楽合奏団のみんなが一生懸命、演奏すればいいものになるようになっています。
覚悟を決めて、楽しく、おもいっきり、演奏を楽しんでくれたかなと思います。

 

コロナの感染者が急拡大する中で、外出を控えようと思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな中、わざわざ、ジュニア邦楽合奏団の定期演奏会に足を運んでくださったお客様に本当に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

定期演奏会やスプリングコンサートといった本番などで、団員はどんどん成長します。
その瞬間、瞬間を一番近くで見ることができる。

とてもありがたい仕事をさせていただいているなといつも思います。

 

今年度から、尺八講師を退任し、指揮者専任となりました。

指揮者専任となったことで、またあたらしく団に必要なもの、足りないものが見えてきました。

 

指揮者としてかかわることのできる残りの任期の間に、少しでも団の成長、成熟をめざしたいと思っています。
いつも願っていること、思っていることですが、終わりがみえているとやっぱり少し違ってしまいますね。

力を発揮しなければいけないと、ちょっとちからが入りすぎているかもしれない。
少し冷静に気をつけなければいけませんね。

 

新潟市には、子どもの和楽器合奏団があります。
誰もがゼロから初心者から、箏・三味線、尺八を学んで、和楽器合奏、邦楽合奏を楽しんでいます。

この秋から参加する新入団員を募集しています。

もし、興味がある方がいらっしゃったら、ぜひお問い合わせください。
問い合わせ先は、りゅーとぴあ事業企画部ジュニア邦楽合奏団です。

https://www.ryutopia.or.jp/information/jr-music/jr-japanesemusic/

 

 

ではごきげんよう。

 

 

【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
ブログのトップ画像で使用させていただきます。

尺八に関すること、もちろんそれ以外でも、質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。


尺八ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
オンライン、動画添削などもしておりますので、詳しくはレッスンのページを。
基礎作り、上達のお手伝いさせていただきます。お問合せ、お待ちしてます!

☆Twitterあります!フォローよろしくお願いいたします。

尺八:鯨岡徹のTwitter
https://twitter.com/kujira108

☆YouTubeあります!チャンネル登録お願いいたします。
いさなミュージックチャンネル
https://www.youtube.com/user/isanamusic

 

 

TOP