盛り上げる、盛り上がる、という話を少ししております。
業界が盛り上がる。
業界を盛り上げる。
これを同じ内容だと思うか、思わないか、ってのは大きな違いですね。
どちらも、
業界の中の人だけでできること、
業界の外の人が関わってできること、
中と外の関係性によって、望む結果になるかどうかがかなり違うわけです。
どうでしょうか?
こういった言葉をひとつひとつ考えて見たことはありますか?
そうすることで、自分が何をするとよいのか、はっきりしてきます。
もちろん、そこには、自分が望むこともはっきりとさせなければいけない。
まあ、つまりは、本音ですよ。
そこともちゃんと向き合うってことです。
まあ、趣味として和楽器、邦楽に関わっている方は大きな問題ではないかもしれません。
伝統を守ること、文化を守ること、そういったボランティアでなければ成り立たないものを支えることに取り組むことで「業界を盛り上げる」も「業界が盛り上がる」も達成できます。
極端に言ってしまえば、自分のことだけで良いので。
自分が練習して、芸に打ち込み、技術を身につける、ということが、すべてです。
ですが、業界の中には、ボランティアではやっていけない人達もいます。
まず、わかりやすく言えば、楽器商、職人ですよね。
プロの演奏家がそこに入るなら入ると思います。
作曲家などもそうですね。
専業でやっている人は、ボランティアでは無理ですね。
業界を盛り上げる、盛り上がる、とい話を考えたときに「お金」が動くことも盛り込んで考えなければいけないわけです。
和楽器、邦楽の業界ってのは、良くも悪くも、プロもアマチュアも一緒に混ぜ合わせた状態を指されていると思います。
少し、自分の話をすると、僕の活動、薫風之音の活動は、和楽器、邦楽の業界の中での活動、とは思っていないです。
業界の外での活動だと思っています。
その分け方がわからん、という方もいるかと思いますが、そのヒントとして大事なのはお金の流れを考えることです。
邦楽の業界のプロの演奏家、プロ活動とはなにか、を僕の考えで言えば、
業界の中で回っているお金で演奏すること
と考えてしまえばとてもわかりやすくなります。
わかりやすく言うと、
お箏の社中の演奏会に尺八演奏の助演で出て演奏料をもらう。
ということですね。
細かく話を書きすぎると切りがないので、さらに一歩踏み込んで考えて見てください。
でも、僕はあまりその活動って発展性がないことかなとおもっています。
なので、そういった演奏活動はプロがすべき活動というかは、特定の人物のみがするべきプロ活動、だと思っています。
特定の人物、それは、国宝だったり、家元だったり、血縁のある方だったり、業界が認める本当にかぎられた人物です。
つまり、業界の中にいるだけでプロとなのるのはちょっと違うかなと。
たぶん、そんな人はもう少なくなってきているかと思います。
もうそんな時代ではないですから。
では、僕が考えるプロってのは何か、っていうと、業界の外からお金の流れを持ってこれる人、って考えています。
今のプロってのは、ほとんどこういった形です。
業界だけでは支えられないが、プロの演奏家は業界の外から得たお金を支えにして、業界に貢献する活動をしています。
これが現実ですが、この現実が理解出来ていない人が、業界の中に多いです。
うん。
これはプロ、演奏家、ということじゃなくてもです。
普通に仕事をして、働いている方も同じです。
そういった方々も、外からお金の流れをつくるとても重要な役割を担っています。
働きながら演奏活動をする愛好家が業界を支えています。
業界の中のお金の流れに依存しすぎると、衰退します。
でも、
業界の中でもお金が流れていないと、衰退します。
盛り上がる、盛り上げる、衰退に歯止めをかける、さてさて、僕達はどんな行動をするといいのでしょうね。
長くなりすぎるので、辞めます。
わかりやすく、まとめてかこうとすると、いつまでたっても、記事にならないので、とにかく書きます。
興味がある方、良く分からんけどって方も、付いてきてください。
では、ごきげんよう。